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如意輪寺 護摩焚き 節分
 
 令和2年(2020)2月11日(火曜日・祝)、如意輪寺にて護摩焚きと節分が行われました。わたしたちが到着した午後1時過ぎには大勢の人たちが如意輪寺に訪れていました。受付では地元の方々による護摩札が販売されていました。家内安全を含め多くの願い事が書かれた護摩札がありました。この護摩札を壇上の護摩壇に投げ入れて願い事の成就を祈ります。

▲集まった大勢の人々 受付周辺 (スライドショー)

 
14時2分頃、司会者により護摩焚き・豆まきの開始が告げられました。
 
14時3分頃に如意輪寺のご住職が鬼などに仮装した人々を引き連れて入場されました。
 

▲壇上での仏事(スライドショー)

 
14時5分頃から仏事が開始されました。ご住職および周りのお坊さんたちによる読経が始まりました。
読経中に、長さ2mくらいの五色の布のようなものを付けたお祓い棒で、四方がお祓いされました。次に弓矢を持ったお坊さんが四方に矢を放ちました。
 

▲(スライドショー)

 
14時13分頃にお坊さんが不動明王前の火を松明に移し、護摩壇に点火しました。護摩壇が燃え上がり、その煙が天に向かって登りました。
 
 
14時20分頃から一般参詣者が護摩壇のある舞台へ上り、祈りを込めた護摩札を護摩壇へ投げ入れ参拝を行いました。
 
 

▲クリックすると写真が拡大されます

 
14時40分頃からご住職による法話が行われました。続いて来賓の方のご挨拶があり、いよいよ豆まきの始まりが近づきます。
 

▲豆まきが始まるのを待つ参詣者たち(スライドショー)

 
14時50分頃から豆まきが始まりました。お菓子屋やお餅など、子どもたちにとっては嬉しいものばかりがまかれます。特にお餅には番号が振ってあり、その番号で抽選会も行われるとの事でした。参詣者の中には大きな紙袋などを広げている人たちもいました。豆まきは盛況のうちに15時ごろ終了しました。
 

▲豆まきの様子(スライドショー)

 
 
 
如意輪寺について
 如意輪寺は真言宗であり、本尊は「如意輪観音立像」です。孝謙天皇の代に行基菩薩の開基とも伝えられています。「如意輪観音立像」は福岡県指定有形文化財(彫刻)であり、その優雅で端正な容姿は、平安時代ごろの作品と考えられています。如意輪観音は座像が一般的であり、立像は全国でも珍しい姿勢です。
 寺のご大祭は毎年1月17日と7月17日です。1月17日には新春恒例の「火渡り」の荒行が行われています。修験姿の僧や参拝者たちが、護摩木の燃える火灰の上をはだしで歩いて、新年の開運と無病息災を祈願する古来からの伝統の祭りです。
※小郡市史第3巻参照