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黒岩稲荷神社 初午祭
 

 2月最初の午の日には、全国的に稲荷を祭る風習が行われます。市内の黒岩稲荷神社の初午祭は平成29年2月12日(日)に行われました。小郡市史にも「二月の最初の午の日は稲荷神社の縁日で、農家は農事を休んで赤飯を炊いたり、餅をついたりして一日を楽しみ、西島の黒岩稲荷神社や近くの稲荷社に参詣し、五穀豊穣、家内安全を祈った。」とあります。また、「稲荷は農家では稲の神、商家では商売繁盛の神、(中略)など各種の職業神として、多くの信仰を集めている。」ともあります。

 私たちが到着した午前9時30分には駐車場はほぼ満杯でした。神事は午前10時から始まりました。

 
 駐車場付近に、西島区のテント1張と西島老人クラブのテント1張が設営されていました。西島区のテントでは神事の後に振舞われる「ぜんざい」が作られていました。ぜんざいを作っていたのは、西島区のご婦人方です。私たちも神事の後に、白玉ぜんざい・手作りのお漬物・お茶を美味しく頂きました。
 また、観光協会の皆さんが、参道入口で小郡市の観光PR活動を頑張っておられました。
 

 老人会のテントはひょっとこ踊り隊の控室として使用されていました。ひょっとこ踊りの奉納は11時から行われ、神社の周りを踊りながら巡り、山頂の神殿に踊りを奉納します。

 初午祭に合わせて、巫女さんたちが「絵馬」、「火除け」などを社務所で販売し大勢の参拝客が購入されていました。

 現在の神殿が出来る前までの稲荷神社も「橘彦院神社・橘千代丸神社」としてお祀りされています。(現在の神殿の西側)

 境内にはくぐると御利益がありそうなミニ鳥居もあり、当日は大変賑わっていました。