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春の花立山
 
 小郡市の西北に位置する花立山は標高130.6mです。ほぼ平地である小郡市にあっては唯一の山で、その頂上展望台からは市内ばかりか久留米・鳥栖・筑紫野市まで見渡せます。地元の方に聞いたところ、昭和40年代くらいまでは山頂部の木々が低く、津古から曲がってくる西鉄電車が見えていたそうです。
 また、花立山にはつぎのような伝承があります。その昔、大男が土をフゴに入れ天秤棒に担いで有明海から上陸し、途中で疲れて土を降ろしたところが、この花立山と鳥栖の朝日山になったとの伝承です。朝日山の形状を見ると、その伝承もなるほどと思えます。

▼山頂の展望台 クリックで拡大します

 
 

【城山公園】

 
 花立山の麓にある城山公園は1954(昭和29)年7月に開園をしました。
 ここは、大刀洗飛行場に近く、戦争と平和への思いから、花立山の阿蘇神社用地九万六千㎡を平和公園として運営するという氏子さんたちの意見をもとに観光協会を設立しました。池の周囲にはツツジやサクラやショウブなどたくさんの花が咲き、水辺では水鳥が遊んでいます。公園(且田ヶ浦堤)にはボート、バーべキューの施設、催し広場、トイレ、駐車場があります。
 ソメイヨシノが見ごろを迎えたこの時期に、散策してみてはいかがでしょうか。
 
注意:新型コロナウイルス感染症対策のため花見などの宴会を行うことは出来ません。
 

▼城山公園付近 スライドショー

 

2021/03/26記