小郡大刀洗散策のための榜示杭風道標と新マップについて 第2弾
 
 
 
 
 昨年度に続き平成30年3月、地域文化観光実行委員会(事務局:小郡市の歴史を守る会)は、江戸時代の榜示杭をイメージした案内看板(道標)を新たに4本設置しました。設置場所は、西鉄甘木線大堰駅から今村教会を経由し、甘木鉄道松崎駅へと向かうハイキングコース上と大刀洗町本郷から甲条を通るハイキングルート上です。
 大刀洗町や小郡市の皆さんに故郷ハイキングを楽しんで頂きたいとの思いで作りました。
   この道標にはポストが付いており、その中にハイキングコースおよびコース沿いの文化遺産を解説したハイキングマップを入れております。マップを手にして春の今村教会・大堰神社・松崎宿散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。
 なお、本郷から甲条を通過して小郡市松崎に至るルートについては本年度散策マップを作成予定です。
 ※ハイキングマップは、次の場所で配布しております。(部数に限りあり)
  大刀洗町役場(大刀洗町冨多819)
  小郡市埋蔵文化財調査センター(小郡市三沢5147−3)
  NPO法人小郡市の歴史を守る会(小郡市松崎789)

マップのダウンロードはこちらから

【大堰~今村~松崎 散策ルート付近に設置した榜示杭風看板】

▼高助地蔵(一心光院地蔵)▼  以下の写真はクリックすると拡大します

 
 
 
 
 
 

▼大堰神社▼

 
 
 

【本郷~甲条~松崎 散策ルート付近に設置した榜示杭風看板】

▼本郷高良玉垂神社▼

 
 
 

▼甲条神社▼

 
 

 また、松崎には「おごおり街道七物語」の榜示杭風看板が設置されています。併せてご活用ください。

「おごおり街道七物語」についてはこちらをクリックしてください。

 

▼宿場町 松崎宿南入口▼

 
 

 松崎宿の歴史は、延宝6年(1678)に薩摩街道が天下道と定められたのに伴い、松崎の地が宿場町として整備されたのが始まりとされています。以来、参勤交代道路として薩摩藩(島津)、熊本藩(細川)、柳川藩(立花)等の九州の主だった大名がここを通過し、重要な宿場町として繁栄していきました。

 

▼桜馬場入口 【松崎藩】▼

 
 

  寛文8年(1668)、久留米藩の支藩として小郡市松崎に松崎藩が成立しました。藩主は久留米藩2代藩主有馬忠頼(ただより)の養子であった有馬豊範(とよのり)でした。松崎藩は現在の小郡市に含まれる17の町村と大刀洗町に含まれる高樋村・鵜木村、そして小郡市と大刀洗町にまたがる山隈村を領地としていました。