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緑区の餅つき(2016年12月24日)
 
  平成28年12月24日(土)に緑区公民館で区の餅つきが行われました。当日、区役員さんや餅つきのお世話係の方々は、午前8時頃より緑区公民館に集まり準備を始められたそうです。その後、区民の皆さんが徐々に集まって餅つきを行いました。
  緑区の餅つきは、パークタウンが出来た年に始まったそうです。同じ時期に緑区公民館も建てられたので、同所で35年間も続けられている行事です。
 
 
 餅つきは、おおよそ3つの行程で進められていました。もち米を蒸す工程、臼でつく行程、餅を成型する工程です。それぞれの工程で役割分担を決めて、効率良く餅つきは行われていました。色んな場所から笑い声が聞こえ、和気あいあいとした中で餅つきは進んでいきました。ベテランの方が、新人の方を指導する光景もあり微笑ましかったです。
 

 今年用意されたもち米は90kg!餅をつく臼は2基用意されていたものの、一度につける量は2kgくらいとのこと。単純計算でも45回、餅米を蒸し、餅つきを行わなければなりません。朝8時くらいからお昼くらいまで時間が掛かる理由が分かりました。

 
 早い時刻には女性30名程度、男性20名程度でしたが、時が経つにつれ、区民の皆さんが集まりはじめ最終的には100名以上の方々が集まっていました。また、園児や小学生と思われる子どもたちも、お手伝いをしていました。
 公民館の中では、ご婦人方による餅を成型する作業が行われていました。時節柄なのか衛生面に気を付ける諸注意が掲示されていました。そう言えば作業をされる方々はマスクを付けて作業されていました。
 餅の種類は2種類、普通の丸餅と小豆餡が入った餅です。午後12時半より区民へ販売されるとの事でした。あんこ餅は丸餅よりも柔い状態で、餅を成型するご婦人方に渡さないといけないとのこと。長年培われていた経験の賜物だと感じました。
 杵を持つ「つき手」は主に男性が担っていました。臼の中の餅に水分を補給する「中どり」は年配の男性と30歳位の女性が行っていました。餅の成型はご婦人方のみ。もち米を蒸す担当は男女混合で行われていました。年に1回の行事であるにも関わらず、中心になる方々は年季を感じさせる指導ぶりで、餅つきはつつがなく行われました。