七夕神社 恋人の聖地モニュメントがグレードアップされました
七夕神社は、小郡市大崎にある媛社(ひめこそ)神社の通称で、地元では「たなばたさん」とも呼ばれています。神社の歴史は古く、和銅6年(713年)に各国で作るように命じられた風土記(肥前風土記)の中にその由来が出てきます。以来、1300年にわたって、地元の氏神さまとして信仰されてきました。
今から千年以上前の「延喜式」という書物によると、この地方は織物が大変盛んであり、古来織物に携わってきた人々は「棚機津女(たなばたつめ)」という機織りの女神を信仰していました。この女神の信仰と中国から伝わった牽牛(けんぎゅう)・織姫の物語が混然同化して、織姫の神を祀る棚機(七夕)神社として親しまれるようになったと考えられています。
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平成25年(2013)10月に七夕神社を中心とする縁結びに関するスポットが「恋人の聖地」に選定され、平成26年4月に恋人の聖地モニュメントが、地元の「七夕の里振興協会」により神社境内に設置されました。
今回、そのモニュメントに天の川と橋をモチーフとした施設と英文の翻訳文が追加されました。当初よりモニュメントはくぐり易く設計されていましたが、今回の追加により一層「くぐりたい!」と思わせるようになりました。
今年の七夕には神社にお参りし、くぐってみてはいかがでしょうか?恋人達以外でもご利益があるかもしれません。
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<当初設計案>
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媛社神社については小郡市史にも関係する記述があります。興味のある方はご覧ください。
・宗像のカゼコと姫社の社(『小郡市史』1巻P687)
・物部氏の進出と磐船神社(『小郡市史』1巻P722)
・姫社の巫女と在地神(『小郡市史』1巻P968)
・小郡市内の神社(『小郡市史』3巻P397)
<全景>
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<側面>
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<天の川に見立てた玉砂利>
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