ホーム > 小郡市の歴史遺産 > 旧松崎旅籠油屋 > 油屋解体見学会

新着情報


・令和 6 年度
平田家住宅 主屋2階公開

・令和 5 年度
旧松崎宿旅籠油屋のひな祭り
新春お茶会体験
年末年始休館のお知らせ
子ども生け花教室(終了しました)
琴 三味線 尺八 邦楽ライブ(終了しました)
再発見「小郡のむかし」(終了しました)
七夕神社 (姫社神社)の夏まつり
令和5年度第1回伝統文化教室 納涼茶会
平田家住宅の歴史資料展(終了)

・令和 4 年度
県美しいまちづくり協議会より表彰されました
大保原合戦バスハイク&ウオーク~大刀洗と小郡をめぐる~ 2月4日(終了)
紙芝居 塗り絵 薬草の香り体験 旅籠油屋 1月29日(終了)
野田宇太郎生誕祭献詩パネル展(12/7~20)終了
再発見「小郡のむかし」 野口写真館 所蔵・撮影写真展(11/1~19)終了

・令和 3 年度
立石小学校 ~松崎宿をたずねて~

・令和 2 年度
つこっコ探検隊 ~子ども歴史博士とハイキング~

・平成 31 / 令和元 年度
旅籠油屋 テレビ放映されました

・平成 30 年度
旅籠油屋主屋 落成式 平成31年3月23日
小川県知事来訪! 七夕神社・旅籠油屋

・平成 29 年度
旧松崎宿旅籠油屋上棟式
『ふるさと小郡のあゆみ』のHP公開について

・平成 28 年度
小郡ふるさと歴史検定表彰式

・平成 27 年度
長崎街道 6人旅 道中記 ⑥
長崎街道 6人旅 道中記 ⑤
長崎街道 6人旅 道中記 ④
長崎街道 6人旅 道中記 ③
長崎街道 6人旅 道中記 ②
長崎街道 6人旅 道中記 ①
長崎街道 6人旅 道中記
旅籠油屋主屋の復原工事に伴う見学について
地域文化観光実行委員会
文化庁関連事業

・平成 26 年度
中油屋開門セレモニー
松崎✿春のイベント情報2015
市内薩摩街道散策マップができました
おごおり街道七物語 案内板設置のお知らせ
おごおり街道七物語モニタリングツアーを終えて
おごおり街道七物語in松崎ジュニアツアーを終えて
中油屋もちまき
小郡官衙遺跡遺跡発掘現場説明会
油屋おひなまつりを終えて

・平成 25 年度
「薩摩街道を歩く」モニターツアー 道中記

・平成 24 年度
NPO法人小郡市の歴史を守る会設立記念講演会
油屋解体見学会

 平成27年11月28日に解体中の旧松崎旅籠油屋見学会が開催されました。当日はあいにくの曇り空でしたが、地域住民の方をはじめ、古民家、古建築に興味を持った方など28名の見学者が訪れました。

  10月から復原を目的とした解体作業が始まり、柱と一部の土壁を残し、骨組みだけになった油屋は、基礎の礎石の上に乗っただけの柱や柱を継いだ「根継ぎ」の様子、トタンの下に残る茅葺屋根を内側から見ることができ、皆さん建築当初の油屋を想像されながら興味深そうに見学していました。

  解体された部材からは慶応元年(1865)や文久4年(1864)と墨書で書かれたものが見つかり、油屋の建築年代は1864年以前に遡るようです。中には大工の名が書かれたものがあり、油屋建築に加わることが大変喜ばしかったことがわかります。そのほか象の落書きがされたものもあり、大工の遊び心が垣間見えます。

 

 これら解体された部材が保管されている保管小屋では、大工道具の実演、体験も行なわれました。台鉋(ダイガンナ)や鉇(ヤリガンナ)を使って柱の表面を削り、仕上げる方法や手斧(チョウナ)を使って、柱などの部材を削り、形を整える方法など最近では見られなくなった大工の手仕事が見られるとあって、実演会場は見学者で溢れていました。鉋を使ったヒノキの削りかすは、数ミクロンという薄さで反対側が透けて見え、削る体験をされた方は記念に持ち帰っていました。

 平成28年3月頃までには、油屋は解体が完了する予定です。茅葺屋根や大黒柱といった全ての部材が取り除かれ、もっと古い年号の書かれた部材が見つかるかもしれません。もう少し先のことになりますが、平成31年春に復原される予定の油屋にご期待ください。

▼ 解体見学会写真がスライドします